このページでは、給与計算処理のうち、勤怠の集計データについての入力から計算結果のチェックまでの操作方法を案内します。給与計算の全体的な流れについては、こちらのページをご確認ください。また、下記の操作をおこなう前に、こちらのページのStep2に記載の設定をおこなってください。
目次
2.従業員の追加・削除・並び替え、勤怠の集計データについて入力設定をおこなう
給与計算処理をおこなう場所
毎月の給与計算処理は、事業所ファイル上部の「給与処理」画面でおこないます。
給与の計算手順
1.支給日等を設定する
給与の支払日等の登録をおこないます。
設定手順
- Cells給与の事業所ファイルを開きます。
- 事業所ファイル左上の「給与処理」をクリックし、左上の「入力と計算」をクリックします。
- 画面左上の「支給日等入力」をクリックします。画面上で下記「登録内容」を入力します。
登録内容
区分 項目名 内容 A 〇年〇月分 「▼」をクリックし、何年何月分の給与を計算するか「元号」「年」「月」をリストから選択します(※)。
※登録した年月が支給控除一覧表や明細書などに表示されます。また、本項目で登録した「月」の場所に確定した給与データが保存されます。詳細はこちらのページの「Cells給与での給与データ保存について」をご確認ください。
B 支払日 「▼」をクリックして給与支払日をカレンダーから選択します(※)。
※登録した年月が支給控除一覧表や明細書などに表示されます。
C 現在データをクリアする。/ただし、税手入力部はクリアしない(任意) 支払日を設定する際に、出勤日数など前月に入力した勤怠の集計データをクリアしてから入力したい場合は、チェックを入れてください。「ただし、税手入力部はクリアしない。」は源泉所得税を手入力する場合にご利用ください。詳細はこちらのページをご確認ください。
D 自/至 「▼」をクリックして給与計算期間の開始日と終了日をカレンダーから選択します(※)。「自~至」を各種帳票に表示しない場合は、「「自~至」は使用しない」にチェックを入れます。
※登録した年月が支給控除一覧表や明細書などに表示されます。
E 次月へ クリックすると「〇年〇月分」「支払日」「自~至」が次月の日付に変更されます。2回目以降の給与計算時にご利用ください。 - 入力が完了したら、「OK」をクリックします。画面左上の「〇年〇月分」と支払日が変更されたことを確認します。
2.従業員の追加・削除・並び替え、勤怠の集計データについて入力設定をおこなう
勤怠の集計データを入力する前に、入力と計算画面で従業員の追加・削除や時間の入力設定をおこないます。
- 入力と計算画面で下記手順で従業員の追加・削除(※)をおこない、当月の給与計算対象となる従業員のみを表示した状態にします。
※この操作は給与計算を実行する前におこなってください。
従業員を追加したい場合
入力と計算画面の「氏名」欄の従業員一覧の最後尾を選択し、「追加」をクリックします。個人データの追加画面から従業員を選択し、「追加」をクリックすると追加されます。従業員を削除したい場合
入力と計算画面の「削除」をクリックします。個人データの削除画面から削除したい従業員を選択し「削除」をクリックします。
- 支給控除一覧表や明細書の印刷順と同じになるよう、こちらのページをご確認いただき適宜入力と計算画面で従業員の並び替えをおこないます(※)。
※この操作は給与計算を実行する前におこなってください。
- 勤怠の時間項目の入力設定をおこないます。Cells給与では、時間について「10進法」と「60進法」(※)のどちらかの入力方法を選択することができます。なお、60進法で入力したい場合、別途設定が必要になります。こちらのページをご確認いただき、必要に応じて60進法の設定をおこなってください。
※入力例 10時間30分の場合
10進法→「10.50」と入力
60進法→「10.30」と入力
3.勤怠の集計データについて入力をおこなう
顧問先より回収した勤怠の集計データや変動手当などの金額を入力します。勤怠の集計データは入力と計算画面に直接入力する方法のほか、入力表を利用したり、勤怠ソフトから取り込む方法などがあります。
入力と計算画面に直接入力する場合
事業所ファイルの給与処理から入力と計算画面を開き、勤怠の集計データを直接入力します。なお、Excelデータの場合はコピー&ペーストで登録することも可能です。その場合は必ず「値として貼り付け」をしてください。
入力表を利用する場合
Cells給与で作成したExcelファイルの入力表を利用することで、事業所の給与担当者が入力表に入力した勤怠の集計データをCells給与にそのまま取り込むことができます。入力表を使用することでCells給与に勤怠の集計データを転記する手間を省くことが可能です。詳細はこちらのページをご確認ください。
勤怠ソフトからデータを取り込む場合
連携している勤怠ソフトから勤怠の集計データをCSVファイルで出力し、Cells給与に取り込むことができます。直接入力の場合と比べてミスなく、効率的に取り込むことができます。ぜひご活用ください。取り込み方法については下記〈連携ソフト一覧〉をご確認ください。
〈連携ソフト一覧〉
アマノ株式会社 「サッと勤怠with(TimeP@CK)」 ※取込方法はこちら
株式会社エイ・アイ・エス 「ちゃっかり勤太くん」 ※取込方法はこちら
株式会社Donuts「ジョブカン」 ※取込方法はこちら
株式会社ヒューマンテクノロジーズ「キングオブタイム」 ※取込方法はこちら
株式会社デジジャパン「タッチオンタイム」 ※取込方法はこちら
4.計算を実行し、結果をチェックする
勤怠集計データを入力したら、計算を実行して結果のチェックをおこないます。
- 勤怠の集計データが入力できたら、入力と計算画面で「計算」をクリックします。計算後に切り替える帳票のタイプを選択して、「実行」をクリックします(※)。帳票はどれを選択しても計算に影響はありません。
※下記画面では、支給控除一覧表を表示するよう設定しています。
- 手順1で設定した帳票が表示されるので、各従業員の支給額や合計金額、差し引き支給額や振込額などの計算結果を確認します。なお、計算結果をチェックする機能として、Cells給与では下記をご用意しています。
支給控除一覧表
給与処理画面の「支給控除一覧表」より出力できます。従業員ごとの手当控除額や総支給額、事業所の支払総額などが一覧表で確認できます。支給控除チェック
給与処理画面の「支給控除チェック」より出力できます。従業員全員分の給与計算結果を1シートで確認できるほか、Excelファイルに出力することもできます。前月チェック
支給控除一覧表画面の「前月チェック」欄から確認できます。前月データを今月の給与計算結果と比較し、結果が異なる部分について入力内容にミスがないかのチェックをおこなうことができます(※)。※前月チェックをおこなうにはCells給与に前月の給与データの登録が必要です。
5.計算データを修正する
「前月の社会保険料の控除漏れがあった」「一部手当金額に誤りがあった」など、計算データを修正したい場合は、状況に応じて、下記の3通りの方法で修正が可能です(※)。
※下記方法で修正が可能なのは給与データの確定(更新)前に限ります。給与データ更新後の修正方法についてはこちらのページの「給与更新後にデータを修正する方法」をご確認ください。
「明細入力」機能で直接金額を入力して修正する
「前月の社会保険料で控除漏れがあったため、今月だけ金額を修正したい」など、計算式を変更せず特定の手当・控除のみ金額を修正したい場合は、「明細入力」機能を使って修正が可能です。詳細はこちらのページをご確認ください。
「個人別集計」で特定の従業員のみ計算をかけなおす
「個人別集計」機能を使うことで特定の従業員のみ計算をし直すことが可能です。詳細はこちらのページをご確認ください。なお、計算をし直した従業員について、「明細入力」で修正した内容はリセットされます。再度修正し直しが必要となりますのでご注意ください。
全員分の計算をかけなおす
「手当・控除の計算式が違っていたので修正した」「計算後に手当・控除の項目を追加した」といった場合は、従業員全員の計算しなおしが必要です。「計算を実行し、結果をチェックする」の手順で計算し直しをおこなってください。なお、計算をし直した場合、「明細入力」で修正した内容はリセットされます。再度修正し直しが必要となりますのでご注意ください。
Cells給与初期設定ガイド 目次
Step1 Cells給与を導入するにあたって(導入前~Cells給与が手元に届くまで)
2.Cells給与を複数人で共有したり、自宅や外出先で利用したい場合
Step2 初期設定をおこなう(Cells給与がインストール可能になったら)
4.Cells給与購入時のご案内書類と契約内容の確認について
Step3 給与計算に必要な情報を登録する(初期設定が完了したら)
事業所情報の登録
従業員情報の登録
手当・控除の計算式設定
Step4 給与計算をおこなう(給与計算に必要な情報を登録したら)
21.給与の計算方法(勤怠入力~計算結果のチェック)
24.マニュアル等の確認とサポートセンターへのお問い合わせ方法
Step5 賞与・年末調整の計算について