2024年6月に月次定額減税処理をスムーズにスタートするために、Cells給与では従業員1人1人に「定額減税額のお知らせ」を作成する機能があります。
6月に支給される給与(賞与)の前にあらかじめ「定額減税額のお知らせ」を従業員へお渡しすることで、ご本人も直接確認ができ、安心していただけるのではないでしょうか。
また、顧問先担当者様にとっても、担当者が従業員全員分を年末調整の情報をもとに確認するより、ご本人に確認してもらう方が手間が少なく、確実に対応できると考えられます。
「定額減税額のお知らせ」内容について
定額減税額のお知らせは、対象親族氏名を表示する・表示しないパターンがあります。
氏名の表示非表示の条件は以下の通りです。
・氏名が表示される条件 : 年調データ入力に扶養親族情報を登録している
・氏名が表示されない条件: 年調データ入力に扶養親族情報を登録していない
年調データの扶養親族情報入力箇所
定額減税額のお知らせ作成の流れ
1.事前準備
【定額減税対象親族の氏名表示ありの場合】
①Cells給与にて2023年年末調整をおこなっている(令和6年扶養控除申告書の登録をおこなっている)扶養親族情報のままで「定額減税額のお知らせ」を作成する。
≪POINT≫
年調データ入力での定額減税対象親族の入力作業をおこなう必要がない。
②Cells給与にて2023年年末調整をおこなっている(令和6年扶養控除申告書の登録をおこなっている)扶養親族情報に加え、それ以降に把握している扶養親族情報の変更も含めて「定額減税額のお知らせ」を作成する。
例)4月に入社した従業員の扶養親族、2月に出生した子 等
≪POINT≫
年調データ入力で定額減税対象親族の追加入力作業をおこなう必要がある。
※扶養控除申告書の提出がされていない扶養親族を追加入力した場合は把握しておき、「定額減税のための申告書」の提出を求める必要があります。(上記の例の2月に出生した子等が対象)
③Cells給与にて年末調整をおこなっていない(Cells給与に扶養親族情報が未登録)
扶養控除申告書に基づき、扶養親族情報へ入力する必要がある。
扶養親族の入力方法は、2023年版 年末調整操作マニュアル 9~11ページをご確認ください。
【定額減税対象親族の氏名表示なしの場合】
①扶養控除申告書が手元に用意できる場合(顧問先から預かる等)
「人数の登録と確認」にて、扶養控除申告書の内容に基づき対象親族人数を登録する。
②扶養控除申告書が手元に用意できない場合
「人数の登録と確認」画面をファイル出力してExcelデータをお渡しし、顧問先等にて扶養控除申告書の内容に基づき対象親族人数を登録してもらいます。
ファイル出力方法はこちらにてご確認ください。
入力後のデータを受け取ったら、Cells給与内「人数の登録と確認」へ貼り付けて登録をおこなってください。
2.お知らせの作成・出力
入力と計算>定額減税>定額減税額のお知らせを開きます。
作成をクリックし、お知らせを出力する対象者を選択、出力形式の選択もおこない、出力をおこないます。
お知らせの配布後、対象親族の変更の申出があった場合
定額減税のための申告書を出力します。
※Cells給与でも対応を予定しております。
2024/5/10追記:
パスワードにて提供しました。詳細はこちらをご確認ください。
申告書を回収したら、Cells給与へ登録します。
手順1でおこなった方法と同様に対応してください。
詳細な登録方法につきましては、定額減税操作マニュアルにてご確認ください。
また、「定額減税額のお知らせ」作成の流れは動画でもご確認いただけます。
ぜひご活用ください!
【動画】定額減税の準備「お知らせ」の作成(9分30秒)