『Cells給与』ではV9.47より段階的に定額減税への対応を進めております。
対応内容についてはこちら
『Cells給与』での定額減税に関連する操作方法についてよくあるお問い合わせをご案内します。
※本ページは随時更新していきます。
各項目をクリックして回答をご覧ください。
目次
▶定額減税
▶住民税
定額減税
1.事前準備
下記サポートページにて月次減税事務や年調減税事務の流れを順にご案内しておりますのでご確認ください。
定額減税の月次減税事務・年調減税事務の流れ
月次定額減税の計算については、下記サポートページの動画にて操作の流れをご案内しております。
【動画解説】月次定額減税の計算について
「個人情報」で税扶養人数のみご登録されている状態ではないでしょうか。「定額減税人数登録と確認」で扶養人数を自動計算するためには、年調データ等を元にした扶養家族情報が必要となります。
下記サポートページより扶養人数を自動計算するケースをご確認のうえ、該当しない場合は「対象配偶者の有無」や「対象扶養人数」を手動でご登録ください。
「定額減税人数登録と確認」で、月次定額減税対象扶養人数が自動計算されない
Cells給与V9.48以降で個人情報に登録されている従業員のうち、途中で税扶養人数を乙欄(99)に変更していることが考えられます。
対処方法については下記サポートページをご確認ください。
「定額減税人数登録と確認」で乙欄でありながら、月次定額減税が「有」になっている対象者がいる
「定額減税額のお知らせ」に表示される定額減税対象親族は、年末処理「年調データ入力」に登録されている扶養親族情報が反映されています。 定額減税対象外の扶養親族を削除する場合は、「年調データ入力」で扶養親族を削除したうえで、そのデータを「定額減税」の処理画面で取り込む必要があります。
詳しい操作方法は、下記サポートページをご確認ください。
「定額減税額のお知らせ」に表示される扶養から外れた対象者を削除するには
V9.50以降のバージョンの『Cells給与』で作成できます。
提供内容については下記サポートページをご参照ください。
【重要】「令和6年分 源泉徴収に係る定額減税のための申告書 兼 年末調整に係る定額減税のための申告書」の作成プログラムの提供開始
2.給与賞与計算
同日に給与と賞与の支給がある場合は、必ず先に計算処理が完了した給与/賞与を更新してから、もう片方を給与/賞与計算をしてください。月次定額減税額は先に計算・更新した順に優先して適用されます。
詳細については下記サポートページをご確認ください。
給与賞与が同日支給の場合の定額減税計算
事業所ファイルの「保存データ」>「更新の取消」タブより操作をおこないます。 ただし、月次定額減税の対象期間中の「更新の取消」をおこなう場合、最新の支給日から順に取消をおこない、対象月まで全て取消をしてください。
正しい順番で取消がされないと、月次定額減税残額と実際の月次定額減税額が相違することにより、再度の修正が必要になる可能性があります。
詳細は下記サポートページの「月次定額減税の対象期間中の「更新の取消」方法」をご確認ください。
給与更新(賞与更新)したデータを取り消す方法
事業所ファイルの「保存データ」>「編集」タブより操作をおこないます。
「保存データ」の編集方法は下記サポートページをご確認ください。
更新済みの給与(賞与)データを修正する方法
ただし、「編集」をおこなう場合はいくつかポイントがあります。
こちらのマニュアルの25~27ページも併せてご確認ください。
給与計算と賞与計算を同時並行でおこない、更新をおこなっておりませんでしょうか。
月次減税額は「給与(賞与)更新」した順に適用し、月次減税残額に反映されます。
どちらも更新せずに同時平行で計算している場合、計算開始時点に同額の月次減税残額を参照し、それぞれ所得税額を算出します。
先に更新する給与/賞与では、計算開始時の月次減税残額に基づき計算された月次減税額が適用されますが、後で更新する給与/賞与では、月次減税の累計額が月次減税額の上限を超える場合、上記エラーが表示され更新できません。
本エラーの解消方法は、下記の2通りあります。
- 本来徴収すべき所得税額に修正して更新する方法
- 所得税額を修正せず更新する方法
給与(賞与)更新すると「計算後に定額減税残額が変更され、月次減税の累計額が定額減税額を超える社員がいます。」のエラーで更新できない
3.明細書等の帳票
支給控除一覧表の場合、給与支給控除一覧表内の「項目表示」>「支給控除一覧の自動設定」タブにて、「B:金額が発生している項目のみ表示する」を選択していると、源泉所得税が0円になった場合に項目が非表示になります。
明細書の場合、給与支給控除一覧内の「項目表示」>「給与」「賞与」タブにて、源泉所得税の「明」にチェックが入っていると源泉所得税が0円になった場合に項目が非表示になります。
それぞれ設定を変更することで、源泉所得税が0円になった場合でも項目の表示が可能です。対応方法は下記サポートページをご確認ください。
【重要】定額減税により源泉所得税が0円の場合の支給控除一覧表・明細書表示設定について
各種明細書及び、賃金台帳にて設定変更をおこなうことで、空欄ではなく「0」と表示することが可能です。
設定方法については、下記サポートページをご確認ください。
定額減税により源泉所得税が0円になった場合、項目は空欄ではなく「0」と表示したい
『Cells給与』では定額減税額はおしらせ欄に表示される仕様ですが、ヒサゴGB1172TN レーザープリンタ用帳票(密封式)をご利用の場合、製品の構造上、お知らせ欄が見えなくなる可能性がございます。
該当の明細書をご利用でお知らせ欄の位置を変更する場合は、下記サポートページの対処方法をお試しください。
ヒサゴレーザープリンタ用帳票(GB1172TN)に明細を印刷するとおしらせ欄が隠れてしまう
4.月次減税額の管理
国税庁の様式「各人別控除事績簿」は出力できませんが、「月次定額減税確認機能」にて各人別の月次減税額と各月の控除額等を管理でき、様式を出力することができます。
詳細は下記サポートページをご確認ください。
『Cells給与』で「各人別控除事績簿」を出力することはできますか?
移動元と移動先の処理年がどちらも2024年の場合に、個人情報と一緒に月次減税情報も移動できます。
操作方法は下記サポートページをご確認ください。
別の事業所から個人情報を取り込む方法はありますか?
「定額減税」>「月次減税額確認」の「月次減税調整入力」からこれまで控除した月次減税額を登録することで移行ができます。
詳細は下記サポートページをご確認ください。
年の途中で他の給与ソフトから『Cells給与』に給与データを移行するには
5.年調減税
年の途中で非居住者となる場合は、出国前に日本国内で支払われた給与賞与で年末調整を計算します。
令和6年の定額減税を加味した年末調整計算はCells給与V9.50以降のバージョンでおこなってください。
操作方法は下記サポートページをご確認ください。
年の途中で非居住者となる場合、年末調整はどのようにすればよいですか?
死亡退職の場合は、生前に支払われた給与のみで年末調整を計算します。
なお、令和6年の定額減税を加味した年末調整計算はCells給与V9.50以降のバージョンでおこなってください。
操作方法は下記サポートページをご確認ください。
死亡退職時の年末調整の方法
令和6年6月1日以降に退職した場合、源泉徴収票に定額減税額等の記載は必要ありません。
再就職先で年末調整または確定申告で定額減税の精算をおこないます。
<参考>
国税庁ホームページ:令和6年分所得税の定額減税Q&A (29ページ)
住民税
住民税の登録方法は下記3通りあります。
- 個人情報より1人ずつ登録する
- 個人情報>シート入力よりまとめて登録する
- 複数事業所の住民税をまとめて登録する
【動画解説】住民税の登録方法
V9.47以降は12ヶ月分の住民税額を登録する仕様となりました。
これにともない、V9.47より前に住民税の端数控除月を数式により変更していた場合は、バージョンアップにより数式は初期化され、端数月は6月となります。今後は前年控除分の計算終了後、各月に登録されている住民税額を変更する必要があります。
なお、端数控除月の変更は「シート入力」による変更が便利です
下記サポートページより各ケースごとでの端数月の変更方法をご確認ください。
住民税の控除月を変更するには