このページでは、欠勤控除・遅早控除の設定方法について案内します。
目次
・「欠勤・遅早控除の設定方法」で設定ができない・ご不明点がある場合
欠勤・遅早控除とは
従業員が1日欠勤した場合や、遅刻・早退をした場合に不就労時間分を減額することを欠勤・遅早控除と言います。Cells給与では初期状態で手当項目に「欠勤控除」「遅早控除」が、勤怠項目に「欠勤日数」「遅早時間」が登録されています。
欠勤・遅早控除の設定場所
欠勤・遅早控除は、「基本項目」の「数式情報」タブにある「欠勤、非課税等」より設定をおこないます。
欠勤控除の設定方法
欠勤控除は、大きく分けて、「個人情報に登録した欠勤単価(1日あたりの賃金単価)を使用して算出する方法」と「計算で求めた欠勤単価を使用して算出する方法」の2通りの設定が可能です。
「個人情報に登録した欠勤単価を使用して算出する方法」の場合、手当金額の変更があった場合に都度単価の計算しなおし・登録が必要になります。一方「計算で求めた欠勤単価を使用して算出する方法」は手当金額を変更すれば、欠勤単価の登録し直しは不要となります。なお、下記では両方のパターンについて登録方法を案内します。
個人情報に登録した欠勤単価を使用して算出する方法
Cells給与の初期状態では、個人情報の欠勤単価を使用する形で計算式が設定されています。
〈初期状態の計算式〉
個人情報「基本情報」タブの欠勤単価×欠勤日数
そのため、個人情報に登録した欠勤単価を使用する場合は、特に計算式の設定は不要です。
登録をおこなう前に
別途従業員の欠勤単価がわかる資料を用意しておきます。
- Cells給与で事業所ファイルを起動し、「個人情報」を開きます。
- 該当の従業員を選択し、「基本情報」タブの「欠勤単価」に金額を入力します。
- 手順2を繰り返し、登録が完了したら画面右上の「×」をクリックして個人情報画面を閉じ、入力内容を登録します。
- 「個人情報に登録した欠勤単価×欠勤日数(※)」にて欠勤控除の計算がされます。
※端数処理は切り捨てとなっています。
計算で求めた欠勤単価を使用して算出する方法
登録をおこなう前に
- 部署や職種または個人ごとに所定労働日数が異なる場合、下記手順では設定ができかねるため、独自の計算式設定が必要です。詳細は「欠勤・遅早控除の設定方法」で設定ができない・ご不明点がある場合をご覧ください。
- 賃金規程など、欠勤単価の計算式や対象となる手当がわかる資料を用意しておきます。
- 「基本項目」の「勤怠項目」タブに基礎日数の登録をしておきます。登録方法についてはこちらのページの「割増率等の登録内容」をご確認ください。
- Cells給与の事業所ファイルを起動し、欠勤控除設定画面を開きます。
- 「欠勤・遅早控除」タブをクリックし、「▼」をクリックしリストから「欠勤控除」を選択します。
- 単価の計算に必要な項目を設定します。設定内容については下記「登録内容」をご確認ください。
登録内容区分 項目名 内容 A 対象の手当 欠勤単価の対象となる手当の欄にチェックを入れます。 B 数式 欠勤単価計算時に分母として使用する1ヶ月あたりの所定労働日数の算出方法を設定します。設定方法は下記の2パターンです。
・固定単価
1ヶ月あたりの所定労働日数(基礎日数)を直接指定します。日数に変更があった場合は、都度今回と同様の手順で設定し直しが必要です。・登録単価
「基本項目」の「勤怠項目」に登録した「基礎日数(※)」を利用して計算をします。※登録場所については、こちらのページの「割増率等の登録内容」をご覧ください。
C 端数処理 「最終(欠勤単価×欠勤日数)」「欠勤単価算出時」の端数処理をそれぞれ「▼」をクリックしてリストから選択します。 D 個人情報に欠勤単価が登録されている場合はその単価を優先する 原則計算により欠勤単価を求めますが、個人情報「基本情報」タブの「欠勤単価」に金額の登録がある場合はその金額を優先して使用したい場合にチェックを入れます(※)。
※一部の従業員のみ単価の算出方法が異なる場合などにご利用ください。
- 各項目を設定したら、「作成」をクリックし「確認して適用してください。」のメッセージは「OK」をクリックします。
- 「適用」をクリックします。「数式を変更します。よろしいですか?」のメッセージは「はい」をクリックします。
- 「適用しました。」のメッセージは「OK」をクリックし、設定画面、基本項目画面を「×」をクリックして閉じます。
遅早控除の設定方法
遅早控除は、大きく分けて、「個人情報に登録した遅早単価(1時間あたりの賃金単価)を使用して算出する方法」と「計算で求めた遅早単価を使用して算出する方法」の2通りの設定が可能です。
「個人情報に登録した遅早単価を使用して算出する方法」の場合、手当金額の変更があった場合に都度単価の計算しなおし・登録が必要になります。一方「計算で求めた遅早単価を使用して算出する方法」は手当金額を変更すれば、単価の登録し直しは不要となります。なお、下記では両方のパターンについて登録方法を案内します。
個人情報に登録した遅早単価を使用して算出する方法
Cells給与の初期状態では、個人情報の遅早単価を使用する形で計算式が設定されています。
〈初期状態の計算式〉
個人情報「基本情報」タブの遅早単価×遅早時間
そのため、個人情報に登録した遅早単価を使用する場合は、変更などをしていなければ特に計算式の設定は不要です。
登録をおこなう前に
別途従業員の遅早単価がわかる資料を用意しておきます。
- Cells給与で事業所ファイルを起動し、「個人情報」を開きます。
- 該当の従業員を選択し、「基本情報」タブの「遅早単価」に金額を入力します。
- 手順2を繰り返し、登録が完了したら画面右上の「×」をクリックして個人情報画面を閉じ、入力内容を登録します。
- 「個人情報に登録した遅早単価×遅早時間(※)」にて遅早控除の計算がされます。
※端数処理は切り捨てとなっています。
計算で求めた遅早単価を使用して算出する方法
登録をおこなう前に
- 部署や職種または個人ごとに所定労働日数が異なる場合、下記手順では設定ができかねるため、独自の計算式設定が必要です。詳細は「欠勤・遅早控除の設定方法」で設定ができない・ご不明点がある場合をご覧ください。
- 賃金規程など、遅早単価の計算式や対象となる手当がわかる資料を用意しておきます。
- 「基本項目」の「勤怠項目」タブに基礎日数・基礎時間の登録をしておきます。登録方法についてはこちらのページの「割増率等の登録内容」をご確認ください。
- Cells給与の事業所ファイルを起動し、遅早控除設定画面を開きます。
- 「欠勤・遅早控除」タブをクリックし、「▼」をクリックしリストから「遅早控除」を選択します。
- 単価の計算に必要な項目を設定します。設定内容については下記「登録内容」をご確認ください。
登録内容
区分 項目名 内容 A 対象の手当 遅早単価の対象となる手当の欄にチェックを入れます。 B 数式 遅早単価計算時に分母として使用する1ヶ月あたりの所定労働時間の算出方法を設定します。設定方法は下記の2パターンです。
・固定単価
1ヶ月あたりの所定労働日数(基礎日数)と1日あたりの所定労働時間(基本時間)を直接指定します。日数や時間数に変更があった場合は、都度今回と同様の手順で設定し直しが必要です。・登録単価
「基本項目」の「勤怠項目」に登録した「基礎日数」と「基礎時間」(※)を利用して計算をします。※登録場所については、こちらのページの「割増率等の登録内容」をご覧ください。
C 端数処理 「最終(遅早単価×遅早時間)」「遅早単価算出時」の端数処理をそれぞれ「▼」をクリックしてリストから選択します。 D 個人情報に遅早単価が登録されている場合はその単価を優先する 原則計算により遅早単価を求めますが、個人情報「基本情報」タブの「遅早単価」に金額の登録がある場合はその金額を優先して使用したい場合にチェックを入れます(※)。
※一部の従業員のみ単価の算出方法が異なる場合などにご利用ください。
- 各項目を設定したら、「作成」をクリックし「確認して適用してください。」のメッセージは「OK」をクリックします。
- 「適用」をクリックします。「数式を変更します。よろしいですか?」のメッセージは「はい」をクリックします。
- 「適用しました。」のメッセージは「OK」をクリックし、設定画面と基本項目画面を「×」をクリックして閉じます。
「欠勤・遅早控除の設定方法」で設定ができない・ご不明点がある場合
事業所内で部署や職種ごとに所定労働日数が異なる場合など、上記の方法で設定が難しい場合や設定にあたってご不明点がある場合は、数式質問シートをお送りいただくことで独自の計算式設定や計算式の確認をおこなうことが可能です。詳細はこちらのページをご確認ください。
Cells給与初期設定ガイド 目次
Step1 Cells給与を導入するにあたって(導入前~Cells給与が手元に届くまで)
2.Cells給与を複数人で共有したり、自宅や外出先で利用したい場合
Step2 初期設定をおこなう(Cells給与がインストール可能になったら)
4.Cells給与購入時のご案内書類と契約内容の確認について
Step3 給与計算に必要な情報を登録する(初期設定が完了したら)
事業所情報の登録
従業員情報の登録
手当・控除の計算式設定
18.欠勤・遅早控除の設定方法
Step4 給与計算をおこなう(給与計算に必要な情報を登録したら)
24.マニュアル等の確認とサポートセンターへのお問い合わせ方法
Step5 賞与・年末調整の計算について