Q.お問い合わせ内容
給与(賞与)計算終了後に計算結果の間違いに気がつきました。
更新を取り消して(削除して)計算し直したい場合はどうすればよいでしょうか?
A.回答
「保存データ」から「更新の取消」をおこなうことで、更新したデータを取り消すことができます。
更新の取り消しをしたい月が月次定額減税の対象期間の場合は、月次定額減税の対象期間中の「更新の取消」方法をご覧ください。
下記の手順をご確認ください。
- 事業所ファイルの「保存データ」をクリックします。
- 取り消ししたい月を選択し、「更新の取消」タブの「実行」をクリックします。
- 「更新を取り消します。よろしいですか?」は「OK」をクリックします。
- 「更新をクリアしました。」は「OK」をクリックします。
- 対象月の更新が取り消されていることを確認し、再計算をおこないます。
※注意※
『Cells給与』は「給与更新(賞与更新)」をおこなった保存データを累計して「課税累計額」を算出する仕様です。
そのため、過去月に遡って「更新の取消」をおこない、再計算をする場合は注意が必要です。
下記の例より「課税累計額」への影響と対処方法をご確認ください。
1~6月まで給与更新している場合の例
- 6月の給与が間違っていたため「更新の取消」をし、再計算した
→直近の月のため、課税累計額に影響はありません。 - 4月の給与が間違っていたため「更新の取消」をし、再計算した
→4月給与の課税累計額には1月~6月までの累計額が表示されます。
<対処方法>
課税累計額を1月~4月までの正しい累計額にする場合は、あらかじめ4月~6月のデータの「更新の取消」をおこない、4月給与から順番に計算と給与更新のやり直しをおこなう必要があります。
なお、帳票から「課税累計額」を非表示にする場合は下記をご確認ください。
・明細書の場合はこちら
・支給控除一覧表の場合はこちら
<ご参考>
課税累計額が正しく表示されない
月次定額減税の対象期間中の「更新の取消」方法
月次定額減税の対象期間中の保存データの「更新の取消」をおこなう場合は、最新の支給日から順に取消をおこない、対象月まで全て取消をしてください。
※正しい順番で取消がされないと、月次定額減税残額と実際の月次定額減税額が相違することにより、再度の修正が必要になる可能性があります。
下記の例を元に操作方法をご確認ください。
7月給与(末払い)まで更新済みで6月14日支給の賞与を「更新の取消」して修正したい場合
- 事業所ファイルの「保存データ」をクリックします。
- 7月(7月31日払い)のデータを選択し、「更新の取消」タブより「実行」をクリックして取り消します。
- 再度「保存データ」をクリックして開きます。6月(6月30日払い)のデータを選択し、「更新の取消」タブの「実行」をクリックして取り消します。
- 再度「保存データ」をクリックして開きます。賞与1(6月14日払い)のデータを選択し、「更新の取消」タブの「実行」をクリックして取り消します。
- 賞与1(6月14日払い)の計算/賞与更新→6月給与(6月30日払い)の計算/給与更新→7月給与(7月31日払い)の計算/給与更新の順番で、計算のやり直しと更新をおこないます。