Q.お問い合わせ
年の途中で非居住者になる人がいます。
その際の年末調整はどのようにすればよいのでしょうか。
A.回答
非居住者となる場合は、出国前に日本国内で支払われた給与賞与で年末調整を計算します。
なお、令和6年の定額減税を加味した年末調整計算はCells給与V9.50以降のバージョンでおこなってください。『Cells給与』の定額減税に対応している帳票と表示についてはこちらをご覧ください。
- 出国前の最終給与を計算し、「給与更新」します。
- 年末処理の「年調データ入力」から該当者を選択し、本人情報タブで「年末調整する」にチェックを入れます。また年末調整計算結果反映先は「給与・賞与に反映しない」にチェックを入れます。
- 「中途入社等」タブにて「非居住者へ」をプルダウンから選択します。
- 年末処理「年末調整計算」にて「給与にも賞与にも反映しない」にチェックを入れて「実行」します。
※「12月分が更新されていませんが、このまま続行してもいいですか?」は「OK」で進みます。 - 年末処理「年末調整一覧表」をクリックし、計算後の年末調整額(過不足税額)を控えます。
- 手順1.で更新した最終給与の保存データを取り消します。「保存データ」で「更新の取消」タブから最終給与の月を選択し「実行」します。
- 再度、給与処理「入力と計算」より、最終月の計算結果から「明細」に進みます。対象者を選択し、手順5.で控えた金額を年末調整の欄に入力し、「計算」して「登録」します。
(超過はマイナス値、不足はプラス値で入力します) - 修正後、給与明細書や支給控除一覧表等の帳票を印刷し、「給与更新」します。
- 年末処理から源泉徴収票等、必要な帳票を印刷します。
- 出国後に発生する給与賞与は非課税扱いとなります。個人情報の「振込/年月日/住所等」タブにて「非居住者」にチェックを入れておきます。
※非居住者であっても20.42%の課税対象となる場合は、毎月の給与計算は税手入力により対応してください。
参考
- 源泉徴収簿では「印刷」の際に、最後に支払われた給与の月に「過不足税額」を表示して印刷します。
- 源泉徴収票の摘要欄には、手書きにより出国月日をご記入ください。
出典:国税庁ホームページ https://www.nta.go.jp/law/shitsugi/hotei/7/13.htm