Q.お問い合わせ内容
A社からB社というように、別会社から異動する社員がいます。事業所ファイル間で個人情報を移すことはできますか?
A.回答
個人情報は下記手順で移動することが可能です。
あらかじめ、移動元ファイルで支給された給与賞与をすべて更新しておきます。
なお、ここで移動できるデータは個人情報のみであり、移動元ファイルで計算をおこなった給与データ・賞与データ・年末調整データは移動できません。また、同一法人であり、令和6年の月次額減情報も含めて移動する場合は本ページの同一事業所内で月次減税情報も取り込む場合をご覧ください。
操作方法
- 移動先の事業所ファイルを開き、「ツール」をクリックし、「ファイル処理」タブの中の「個人情報取込」をクリックします。
- 「データ取込」をクリックします。
- 事業所リストから、移動元の事業所を選択し「読込」をクリックします。個人情報リストに社員データが表示されるので、取り込む社員を選択し「取込」をクリックします。
※「累計額を前職分の値として適用する。」にチェックを入れると、年調データの前職分に移動元の事業所での給与課税累計額(源泉税、社会保険料)が登録されます。
※異なる法人間では定額減税の情報は引き継がないため、「各月の月次減税額を月次減税調整額として適用する。」のチェックは外します。 - 個人情報を開き、取り込まれているか確認します。
- 給与(賞与)計算に含めるには、「入力と計算」画面の「追加」から対象者を追加します。
同一事業所内で月次減税情報も取り込む場合
月次減税データは移動元と移動先の両方が2024年の場合に取込が可能です。
上記手順3.の際に、「累計額を前職分の値として適用する」のチェックは外し、「各月の月次減税額を月次減税調整額として適用する。」のチェックを入れて「取込」します。
- 必要に応じて年末処理「調整支給の入力」により、取込元で給与計算した課税支給額累計、社会保険料累計、源泉所得税累計を登録しておきます。
- 取り込まれた月次減税情報は、「入力と計算」画面で定額減税残額、定額減税人数により確認ができます。また「定額減税」>「月次減税額確認」で読み込むと、移動元ファイルですでに減税された額は「月次減税調整額(登録情報)」に反映されます。