このページでは、給与計算時に使用する手当・控除の登録方法についてご案内します。
目次
手当・控除項目の登録場所
手当・控除は事業所ファイル「基本項目」の「手当・控除項目」タブに登録します。こちらに登録した手当・控除項目名をもとに給与計算時の計算条件を設定したり、明細書に表示します。残業手当や社会保険料などの基本的なものを除き、1つの事業所ファイルに手当は15、控除は11項目まで登録が可能です。なお、「手当・控除項目」タブには、固定・計算・変動の3種類の手当(控除)項目が設けられています。
なお、新規で事業所ファイルを作成した場合、手当・控除項目タブの「変動手当4」、勤怠項目タブの「入力項目A」は「60h超残業」として項目が設けられます。この項目を「変動手当4」「入力項目A」として使用したい場合は、『手当項目及び勤怠項目の「60h超残業」』欄にて『「変動手当4」「入力項目A」とする』にチェックを入れ、「変更した場合はクリック」をクリックしてください。
既存の事業所ファイルの場合、「変動手当4」と勤怠項目タブの「入力項目A」が両方空欄の場合は、「60h超残業」に切り替えることができます。どちらか一方でも項目が使用されている場合は、『手当項目「変動手当4」及び勤怠項目「入力項目A」』欄は表示されません。
既定の手当・控除項目について
残業手当や健康保険料控除など、一部、初期状態で登録されている手当・控除(既定項目)があります。「手当・控除項目」タブには下記以外の事業所独自の手当・控除をご登録ください。
Cells給与ですでに登録されている手当・控除項目(既定項目)
手当項目 |
基本給、残業手当、休日出勤、深夜残業、遅早控除、欠勤控除、通勤課税、通勤非課税、課税計、非課税計、総支給額 |
控除項目 | 健康保険、介護保険、厚生年金、年金基金、雇用保険、社会保険計、課税対象額、源泉所得税、住民税、年末調整、控除計、控除合計 |
なお、既定項目はCells給与の事業所ファイルで下記の手順で確認が可能です。
- Cells給与を起動し事業所ファイルを開き、「基本項目」をクリックします。
- 「手当・控除項目」タブをクリックし、「既定項目の名称変更」をクリックします。
- 手当・控除一覧が表示されます。入力画面が白い背景のものが、既定項目になります。既定項目は名称変更することが可能です。白い背景の名称を変更いただき、「登録」をクリックすると変更されます。
固定・計算・変動手当(控除)とは
固定・計算・変更手当(控除)は、下記の違いがあります。
固定手当(控除)
「役職手当」や「親睦会費」など、個人ごとに毎月一定額が支給または控除される手当(控除)を設定します。事前に従業員ごとの金額を「個人情報」に登録しておくと、給与計算時に登録した金額がそのまま手当(控除)額として反映されます。
設定例:固定手当1に「役職手当」を登録した場合
役職手当(固定手当1)=個人情報の「役職手当」欄に登録した金額
計算手当(控除)
「新規契約手当」(1万円×新規契約数)や「食事代控除」(300円×食事回数)のように、「単価×回数」によって計算する手当(控除)を登録します。給与計算時には、回数等を入力すると単価×回数で金額が計算されます。
なお、計算にあたっては「勤怠項目」タブの対応する項目に「入力項目の名称」と「単価」の登録が必要です。勤怠項目の入力方法についてはこちらのページをご確認ください。
設定例:計算控除1に「食事代」を登録した場合
食事代(計算控除1)=単価(勤怠項目タブの「計算控除1」の単価)×食事回数(入力と計算画面「計算控除1」にて入力した回数)
変動手当(控除)
「歩合手当」など、毎月金額が変動する手当(控除)を設定します。給与計算時には勤怠入力画面(入力と計算画面)にて入力した金額がそのまま手当(控除)額として反映されます。
設定例:変動手当1に「歩合手当」を登録した場合
歩合手当(変動手当1)=勤怠入力画面(入力と計算画面)に入力した金額
手当・控除項目の登録方法
下記手順にて、登録をお願いします。
- Cells給与を起動し事業所ファイルを開き、「基本項目」をクリックします。
- 「手当・控除」タブをクリックし、「給与手当・控除」の登録したい項目(※)に手当名を入力します。なお、手当・控除名は全角6文字以内で登録をお願いします。
※ 手当・控除項目のどこに登録したかによって、明細書の表示位置が決定します。また、こちらのページにもある通り、年の途中で登録位置を変更することはおすすめしておりません。最初にこちらのページにある明細書の表示イメージを適宜ご確認いただき、登録位置をご検討ください。
- 手当・控除名の入力が完了したら、「登録」をクリックします。「登録しました。」とメッセージが表示されたら「OK」をクリックし、右上「×」をクリックして閉じます。
固定・計算・変動手当(控除)が足りない場合
各手当(控除)の数が足りない場合、計算手当→固定手当、変動手当→固定手当などに種類を変更することができます(※)。詳細については、以下のページをご確認ください。
※手当(控除)の上限数を増やすことはできません。
固定手当(控除)が足りない場合はこちら
計算手当(控除)が足りない場合はこちら
変動手当(控除)が足りない場合はこちら
雇用保険対象外手当・非課税手当として計算したい場合
役員報酬などについて雇用保険料計算の対象外としたり、出張旅費などについて非課税手当として計算する場合は、別途設定が必要になります。以下のページをご確認いただき、設定をお願いいたします。
雇用保険対象外手当の設定方法はこちら
非課税手当の設定方法はこちら
手当・控除に独自の計算式を設定したい場合
例えば時給者と月給者で計算方法が異なる場合など、通常の固定・計算・変動手当(控除)の計算式では対応できない手当(控除)がある場合、個別で計算式を設定することが可能です。詳細はこちらのページをご確認ください。
Cells給与初期設定ガイド 目次
Step1 Cells給与を導入するにあたって(導入前~Cells給与が手元に届くまで)
2.Cells給与を複数人で共有したり、自宅や外出先で利用したい場合
Step2 初期設定をおこなう(Cells給与がインストール可能になったら)
4.Cells給与購入時のご案内書類と契約内容の確認について
Step3 給与計算に必要な情報を登録する(初期設定が完了したら)
事業所情報の登録
8.手当・控除項目の登録方法
従業員情報の登録
手当・控除の計算式設定
Step4 給与計算をおこなう(給与計算に必要な情報を登録したら)
24.マニュアル等の確認とサポートセンターへのお問い合わせ方法
Step5 賞与・年末調整の計算について