Q.お問い合わせ内容
例えば、時給者で平日に勤務した時間と土曜日・日曜日に勤務した時間を出勤時間とは分けて明細書に記載したい事業所があります。
そのため、「平日勤務時間」と「土日勤務時間」という勤怠項目を作成しました。
初期設定で用意されている「出勤時間」に「平日勤務時間」と「土日勤務時間」を合算する数式を設定し、自動的に出勤時間を求められるようにしたいと考えています。
勤怠項目に対して数式を設定することはできますか?
A.回答
「出勤時間」をはじめ、勤怠項目に対しては数式を設定することはできかねます。
お手元で合算等の処理をおこなったうえで「入力と計算」画面に直接勤怠データを入力していただきますようお願いいたします。
なお、該当の勤怠項目を使用する手当については、勤怠項目を足す数式を設定することで合算した勤怠時間から自動で手当の金額を計算することが可能です。
数式を設定する場合は、下記の手順をご確認ください。
※「基本給」を例にご案内します。
- 事業所ファイルを開き、「基本項目」をクリックします。
- 「数式情報」タブを選択し、「現在数式情報」をクリックします。
- 勤怠項目が使用されている手当項目(基本給)をクリックしてセルが赤くなったら、「数式編集」をクリックします。
- 「基本給」の数式(黄色)の画面に現在の基本給の数式が表示されます。数式の「RC10」を「 (RC31+RC32) 」に置き換えて入力し、「適用」をクリックします。
「RC10」は「出勤時間【入力】」を意味しています。
「(RC31+RC32)」は「平日勤務時間+土日勤務時間」を意味する数式になります。
(画面や数式は一例です。異なる場合もあります。) - 「この項目にこの数式を適用しますか?」のメッセージは「OK」をクリックします。
- 「適用しました。」のメッセージは「OK」をクリックし、設定画面と基本項目画面は「×」をクリックして閉じます。
- 「入力と計算」を開き、「出勤時間」に合算した時間を入力します。「平日勤務時間」と「土日勤務時間」にそれぞれの時間を入力して「計算」をおこないます。
- 「平日勤務時間」と「土日勤務時間」を合算した時間から「基本給」が算出されます。
※「出勤時間」に入力した時間は明細書に表示されますが、「基本給」の計算結果には影響はありません。